宮崎県で人の温かさを教わる

まず、大切なことからいいます。

殺されませんでした(;^ω^)

 

ありがとうございます、どうも本当に

お騒がせしました。

 

というわけで、

「引きこもり体質のインドア女子大生が1人旅をしてみた」

完結編です。

 

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宮崎県へは高速バスで行ったんですけど、張り切りすぎて

バス出発時刻の1時間半前に着くというミスを早速 起こしたわたし。

 

近くのコンビニで野菜生活とちくわと忍者めしを購入して

早朝のまだ人気のない道のわきのポールに座って朝食を食べました。 

 

途中、通学前の小学生に会ったんですけど、お母さんに叱られてて

ギャン泣きしてました。自分の使わない方言で怒ってるの新鮮すぎた。

 

まぁ、そんなこんなでバスが到着して宮崎県に入る県境まで起きとく!

と張り切っていましたが気づいたら寝落ちしてて運転手さんに起こされて

宮崎駅に到着したことを知りました。

 

宮崎駅に11時半過ぎに到着して、とりあえずバスの時刻調べようと

覚めない頭でふらふらと徘徊していたら、観光案内所みたいなところで

バスの時刻表をGETしてあと1分で次のバスが出ることに気付く。

 

ま、間に合わねぇ(´゚д゚`)

でもこれを逃すと次は1時間後...もうろうとする頭でバス停まで走るわたし。

そのときちょうど目の前で出発していくバス。「最悪だ」と思いました。

 

完全に諦めて次のバスを待つモードに入ったら後ろから

おばあちゃんたちに話しかけれました。

 

「あのバスに乗りたかったの?」

「あれ次の信号で止まるわよ」

「間に合うんじゃない?」

「あなた...走りなさい

 

わたし「?!!」

 

まじで?と思ったけどおばあちゃんたちに従って

走り出したバスを追いかけて呼び鈴鳴らしてなんと入れてもらえました。

 

おばあちゃんたちと運転手さんありがとう。

田舎は優しい。自分の生まれ育った都会ではまず有り得ない出来事だった。

 

そっから2時間近くバスに揺られて青島で降りることにしました。

自分の知らない町の風景を見ながら乗るバスって楽しい。

バス自体が割と好きなのでバスで行動するの楽しかったです。

 

あと宮崎のバスってめっちゃスピード飛ばす(笑)

乗る人も降りる人もいないからぎゅんぎゅんバス停を

飛ばしていくんですよ。降り飛ばされるかと思った。

 

でも誤算が2つ。

 

その1

宮崎の観光スポットは1つ1つがすごい離れてる。

最初、歩きでも大丈夫かなとか思ってたけど絶対ムリ(笑)

次のバス停までめっちゃ距離ある。(数キロ単位で)

 

青島で最初 降りたときはまだその事実に気付いてなかったから

サンメッセ日南、バス停で数えるとそんなに離れてないし

30分くらい歩けば着くでしょ」とか思ったけど地元の人に道 聞いたら

「歩くなんてとんでもない!夜になるよ」って驚かれた。

 

その2

バス代がすごいかかる。宮崎駅でフリーパス売ってたの

買えば良かったってすごい後悔しました。

バスの距離移動がすごいから仕方ないんだけど1回乗って

次の観光地 行くまで普通に千円近くとられる。

 

今回、2万円で旅しましたがその6割近くは交通費で消えてる汗

自分のリサーチ不足だった(;^ω^)まぁ、普通に考えてフリーパスの

存在を考えるべきよな。アホやった。しかもフリーパス宮崎駅でしか

売ってないんだよなぁ...。

 

まぁまぁ、そんなこんなで最初に着いたのが青島。

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青島は青島神社が有名でこの写真ちょっと分かりづらいんですけど

海に橋がかかってて青島にいけるようになってるんです。

んで、その青島にある神社が青島神社です。

 

神社の中にこんな場所があって秘密基地っぽくて

ドキドキしました。

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1人旅の辛いところは写真ですね。

セルカ棒 持って行ったんですけど、自撮りするの

恥ずかしすぎた。

 

バスの時間が基本的に1時間に1本で、1本乗り過ごしたわたしは

次のバスまでだいぶ時間があったのでこちらでご飯 食べました。

 

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1300円の海鮮丼、今回で唯一の旅行っぽい食べ物です。

このときのわたしは2日目をトッポとハイチューで過ごすとは

思ってなかった...(;^ω^)時間とお金がなかった。

 

醤油が甘くて刺身とよく合ってました。味噌汁が久しぶりすぎて

体に沁みました。最高かよ。

 

その後、まだバスまで時間が30分くらいあったので近所の犬に

遊んでもらいました。瞳の色に親近感を覚えた。

 

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その次はサンメッセ日南へ。

バス15分くらい遅れてきて、着いたのもすごい予定時刻より

遅れたから実質40分くらいしか時間がなかった。

あと、バス停からサンメッセ日南が地味に距離があるので

滞在時間ほんまに20分くらい。ちょっと登った山の上にあるんです。

 

青島は時間もて余したのに一気に時間がなくなる(;^ω^)

ゲストハウスとの方と待ち合わせの時間があったので

1本もバスを見過ごせないという緊張感のもと急いで

写真を撮ました。

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これを撮ったあと、お土産屋さんをちらっと覗いて

モアイを買おうかどうか迷う時間があと数分延びていたら

時間通りにやってきたバスに絶対遅れてました(結局 買わなかった)

 

そして!

問題のゲストハウスですね(笑)

 

結果から言うと、オーナーの方はとても良い方だったので

こんなことを言うのは大変忍びないんですが、

顔が強面すぎたので最初すごい頭真っ白になりました(笑)

 

どのタイミングで逃げ出そうとか、前科ありそうだなとか

すごい失礼なことばかり考えてました...(;^ω^)

 

どんどん人里離れていく車に揺られながら

「こんなとこで殺されたら誰も気づいちゃくれねーな」と

思ってました。

 

途中でジャカランダ見せに寄り道してくれたのも素直に好意として

受け入れられず「最期の冥途の土産ってやつか」と悟りひらいてました。

 

ゲストハウス自体もほんまに「個人の家」だったので

怖くなって友達にLINEで位置情報を送信して「ここにいるから

なにかあったら助けて」とメッセージしました。

 

でもその後で、ちゃんと誤解も解けて良い人だって気付いて

打ち解けることができました。本当にすみませんでした(;^ω^)笑

 

1番安心したのはそのゲストハウスに大学のOGが来てたことがあるって

分かったことと近くに中学校があったことですね。

そこの中学校は全校生徒が10人しかいなくて来年 廃校になるところ

だったんですけどそこの先生がすごい素敵な人だった。

 

人柄が本当に素敵だったんです(わたしの貧弱すぎるボキャブラリーよ)

その方もちゃんとゲストハウスについて認知していたので

これは大丈夫だと確信を得れました。ありがとうございます。

 

てかまず、こんなお互いの顔を知り合っているような狭い村で

人のこと殺したりせんよな(^_^;)

 

近くに幸島という場所があったので、自転車を借りて

いってきました。

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人が誰もおらんくてほんまに貸し切り状態やった。

すごいきれいな場所やった。

 

んで、次の日は大雨( ・´ー・`)しかも、

ぐっすり眠ったわたしはバスの時間の数分前に起床して

慌てて準備して忘れ物をする最悪のスタートを切りました。

 

ほんで、大雨の中どうしようか迷って油津に行くことにしました。

商店街があるから雨でも大丈夫と思ったんです。

 

んで、割と期待してたんですけど油津が想像以上になにもなかった...(笑)

いやなんかパンケーキとかオシャレ風の飲食店が並んでたんですけど

それ別に宮崎に求めてない...てなった(^_^;)

 

なかったというか、想像と違ったのが正しいですね。

でも、もうお金の底がつきはじめたのと時間的余裕から他の

観光地に行くことはできないと思ったわたしは....

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近所の子供を捕まえる(物理)

 

最初はめっちゃ警戒されてたんですけど、

どんどんなついてくれるのかわいかった(´▽`)

 

近所の駄菓子屋さんで一緒に遊んだり神社を探検したり

めっちゃ楽しかったです(笑)

 

スマホに興味津々で取り合いになって落としそうになったときは

おねえちゃんヒヤヒヤしたよ!

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後ろの橋は堀川橋といって「寅さん」で撮影された場所だそうです。

このスポットもこの子たちに出会ってなければ知れなかったところ

なので感謝ですね。

 

宮崎の方言「~ちゃ」って小さい子どもが喋ってるのほんまに

かわいい。自分が女子大生で良かったと思いました。

これがもうちょい歳くってたり男だったりすると変質者として

捉えかねられない行為だと自覚してたんで(;´・ω・)

 

その後は、宮崎駅に帰ってきて3千円分くらいお土産買って

バスが運よくあったのでバスで帰ってこれました!

 

途中で雨でズボンびちゃびちゃになって田舎だからいっかと

駅の隅っこで着替えるという痴女さを発揮したことはもう

話さないことにしますね!

 

旅行に行く前、旅行に楽しみを見いだせないって言ってましたが

その考え方はちょっと変わりました。

 

確かに、旅行の道中って思い通りにいかないこと多いし

お金めっちゃかかるし食べ物とか景色とかを撮らなきゃっていう

強迫観念に襲われるし...そういうのは今もあんまり

好きじゃないって思います(今回 ブログがなければ本当に

写真とか撮ってないと思う)

 

でも、そういうのは好きじゃないけど

地元にいる人と交流したり旅先でしか出会えないような人たちに

合えたのはすごい楽しさを感じました。

 

旅は人との出会いだなって思いました(恥ずかしいな)

景色や食べ物よりも人と関わった思い出のほうが強く残ってるからです。

 

っていう締め方どうよ。