人を失うということ

タイのプミポン国王が亡くなりました。88歳だったそうです。今年の夏にタイに行ってホームステイ先で国王の偉大さについて知ったし、母の日(日本とは違い国を挙げての一大イベント)にも療養中の国王は公の場に姿を見せていなかったのでだいぶ体調が深刻なのかなと思っていたけど、まさか帰国して1ヵ月そこそこで亡くなってしまうとは。

 

日本人からしたら理解できないほどタイの人は悲しみに暮れているんだろうなと思います。日本人に天皇を敬愛する心ってそこまでないと思う。タイに行ったときの1番のカルチャーショックは国民の国王へ対する敬愛の心だったから。タイに行けば分かるんですけどド田舎のなにもないようなところにでさえ国王や女王の写真が貼ってあったりするんです。老若男女問わず本当に国王を愛しているという感じ。なかなか日本ではありえないよね。

 

なんというか、ほとんどの日本人からしてみたら「へぇ」って数分後には忘れちゃうような出来事なのかもしれないけど(実際、私もこういう事情を知らなければなんとも思わない気がする)タイ人は本当に辛いんだろうな、と。タイ人のFacebookプロフィールが真っ黒になり国王に関する記事がシェアで回ってきてタイ滞在中にお世話になった人たちの顔がよぎりました。

 

明日は黒い服を着ようと思います。

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